セロームはインテリア空間に存在感のある緑をプラスしてくれる観葉植物です。適切な環境で育てれば、長く元気な姿を楽しめます。
基本情報 | サトイモ科 フィロデンドロン属(タウマトフィラム属) 学名:Philodendron bipinnatifidum (同 Thaumatophyllum bipinnatifidum, Philodendron selloanum) |
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鑑賞価値 | 大きく切れ込みのある葉とユニークな幹が印象的で、部屋にトロピカルな雰囲気と存在感をもたらします。 |
育てやすさ | 比較的管理しやすい観葉植物で、多少の環境変化にも順応します。ただし、湿りすぎや寒さには注意が必要です。 |
置き場所 | 明るい間接光を好み、強い光は葉焼けを起こす恐れがあります。レースカーテン越しの光や半日陰が適します。 |
水やり | 表土が乾き始めてからたっぷりと与え、過湿を避けます。鉢底に水が残らないよう排水性を確保するとよいです。 |
温度・湿度 | 適温は概ね 18〜29 ℃ 程度。寒さには弱く、18 ℃を下回ると生育が鈍ることがあります。湿度はやや高めの環境を好みます。 |

セローム
flower kitchen jiyugaoka
セロームはどんな観葉植物?

セロームは、南米(ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンなど)原産の熱帯植物です。
もともとは温暖湿潤な森林の地表近くや半日陰の環境で育ち、豊かな葉を広げながら木陰や樹上にも根を張る性質を持ちます。
その葉っぱは手のひらのように大きく切れ込みが入り、インテリアグリーンとして「おしゃれ」「部屋を自然な雰囲気にする」植栽として人気があります。初心者向けの鉢植えとしても扱われることがあります。
水やりはどうしたらいい?
- 土の表面が乾き始めたら水を与えるようにします。水やりのたびに鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えるとよいです。
- ただし常に土が湿った状態は根腐れのリスクを高めるため、過湿には注意してください。
- 室内の湿度が低いと葉先が枯れやすくなるため、加湿器や霧吹きで湿度を高くしてあげると安心です。
冬は成長がゆっくりになるので、水やりの頻度を控えめにするのが無難です。
長く楽しむためにはどうしたらいい?
明るい間接光を与えることが基本です。あまり暗すぎると徒長しやすくなり形がくずれてしまいます。
高温多湿な時期や梅雨時などは風通しをよくして蒸れを防ぎましょう。葉にかかったホコリは湿らせた布などで拭き取ると健康的です。
春から夏の成育期には、観葉植物用の液体肥料を薄めて定期的に与えると葉づきがよくなります。秋〜冬には少なめが無難です。
不要な古い葉や傷んだ葉は根元から切り取り、見た目を整えましょう。成長が旺盛なので、混み合った枝葉は間引きも有効です。
害虫(ハダニやカイガラムシなど)がつくことがあるため、特に葉の裏をチェックして早めに対処しましょう。
植え替えはいつする?
一般的には春〜初夏(4〜6月頃)が適期とされます。成長に合わせて鉢が根詰まりしてきたら、ひと回り大きめの鉢へ植え替えるとよいでしょう。
植え替え時は根を軽くほぐし、排水性のよい土を使うと、根の張りがよくなります。
どれくらい大きくなる?
自生地の環境では、葉の大きさ1.5 m に達することもあります。
室内栽培では環境次第ですが、高さ 1〜2 m 程度まで大きくできます。
小さく管理することもできるため、室内でどう飾りたいかに合わせて調整することができます。
夏越し・冬越しはどうしたらいい?

夏越し
- 直射日光は避け、強い日差しを遮るレースのカーテン越しなどがよいです。
- 高温や乾燥により先が傷みやすくなるため、風通しを確保しつつも、空気が乾きすぎないように注意します。
冬越し
- 冬場は気温が下がりやすいため、室内なら暖房の風が直接当たらず、冷気が入りにくい場所で管理すると安心です。
- 寒さに弱いため、10〜15 ℃を下回る環境では成育が弱まり、葉が落ちたり黄変したりすることがあります。
さいごに
セロームは、インテリアに自然の雰囲気やおしゃれ感をもたらす人気の観葉植物です。初心者でも基本を押さえれば比較的育てやすく、ギフトとしても喜ばれる品種のひとつです。葉の美しさを長く保つためには、置き場所・水やり・温度管理を意識し、適時の植え替えや剪定を行うことが大切です。
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