モリンガの育て方と楽しみ方|水やり・植え替え・特徴まとめ

モリンガ(ワサビノキ)は、栄養価の高さや成長の速さが注目されている植物です。
適切に育てれば、観葉的な美しさもありつつ、葉や実を楽しむこともできます。

基本情報 モリンガ科モリンガ属
学名:Moringa oleifera
鑑賞価値 羽状葉が繊細で、木姿が軽やか。葉が茂るとやわらかな雰囲気を演出できる。
育てやすさ 乾燥や暑さには比較的強い。ただし寒さには弱いため注意が必要。
置き場所 日当たり良好な場所が好ましい。直射日光でも大丈夫だが、蒸れには注意。
水やり 表面が乾いたらたっぷり与える。過湿は根腐れを招きやすい。
温度・湿度 成長がよいのは日平均 25〜35 ℃程度。寒さには弱いため、10 ℃を下回らないように管理。

モリンガはどんな観葉植物?

モリンガ(Moringa oleifera)は、インド北部あたりを原産とする植物で、「奇跡の木(miracle tree)」とも呼ばれています。

 本来は熱帯~亜熱帯域で育つ木ですが、近年は鉢植えで室内やベランダで育てる例も増えてきています。葉・若い実・花など、さまざまな部分が食用または健康素材として活用される点でも知られています。

観葉植物として育てる場合、豪勢な葉の繊細さや木影の演出、インテリアとしての緑のアクセント性に魅力があります。


水やりはどうしたらいい?

鉢植えでの水やりは、表土が乾き始めたらたっぷり与えるのが基本です。
ただし過剰な湿りすぎる状態は根を傷める原因になるため、鉢の排水性を重視してください。
特に冬場は生育が鈍るため、乾燥ぎみに管理する方が安心です。

冬になると環境によっては落葉します。これは乾燥によるものではないため、落葉しても水やりの頻度を増やさず、逆に少なめにしましょう。


長く楽しむためにはどうしたらいい?

適切な植え替え

根詰まりを防ぐため、1~2年に一度程度、少し大きめの鉢に植え替えをします。

切り戻し

木が高くなりすぎると扱いづらくなるので、定期的に剪定・切り戻しを行って、枝を整理するとよいでしょう。あたたかい時期に行った方が安心です。

肥料

成長期(春~夏)には薄めの液体肥料を与えるか、緩効性肥料を使うと効果的です。

害虫・病気対策

モリンガは比較的害虫に強いといわれています。過湿や空気循環の悪さからカビ類や害虫被害が出やすくなるので、風通しを意識しましょう。




植え替えはいつする?

通常は春から初夏にかけての暖かい時期が適期です。
根が鉢いっぱいに張ってきたり、排水性が落ちてきたりしたら、ひとつ大きめの鉢に植え替えるとよいでしょう。


どれくらい大きくなる?

モリンガは本来では成木で 10~12 m 前後に育つこともあります。
ただし鉢植えや室内環境ではそこまで大きくなることは少なく、剪定や管理によって 1m 程度に抑えることが多いです。
成長が速く、条件が良ければ1年でかなり背を伸ばすこともあります。


夏越し・冬越しはどうしたらいい?

夏越し
高温そのものは苦手ではないですが、真夏の直射日光を当てる場合には蒸れに注意が必要です。半日陰になりすぎないようにしつつ、葉焼けを防ぐために遮光を入れたり、朝夕の日差しがあたる場所に置いたりするとよいでしょう。

冬越し
モリンガは寒さに弱く、氷点下になると枯れやすい性質があります。特に10 ℃前後を下回ると落葉してしまいます。
冬期は室内に取り込み、日当たりのよい窓際や温かい室温(15〜20 ℃程度)で管理するのがおすすめです。


さいごに

モリンガは「観葉植物」としてだけでなく、葉や実を楽しむ植物としても魅力があります。
育て方のポイントは「排水性をしっかり保つ」「寒さを避ける」「適度な剪定をする」ことです。
初めて育てる方でも、日照管理や水やりに気をつけてあげれば、比較的扱いやすい植物と言えるでしょう。
インテリアに自然な風合いを取り入れたい方、グリーンギフトとしておしゃれさを添えたい方にとっても、モリンガは選択肢になり得ると思います。

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