ザミオクルカスの増やし方

ザミオクルカスは、葉からでも新しい株を作ることができる植物です。一般的な観葉植物のように茎を挿して増やすのではなく、葉の付け根から小さな塊茎(いも状の根)を作り、そこから新しい芽を出します。

成長はゆっくりですが成功率は比較的高く、特別な薬剤なども必要ありません。家庭でも簡単に楽しめる増殖方法です。ザミオクルカスの葉を使った増やし方には、小葉柄挿し葉柄挿しの2つの方法があります。

ザミオクルカスを増やす2つの方法

小葉柄挿し

羽状葉についている小さな葉を1枚ずつ使う方法です。

1枚の葉からでも増やすことができるため、たくさんの苗を作りたいときに向いています。ただし、地下に塊茎ができて芽が出るまでには時間がかかります。

葉柄挿し

葉を1本まるごと使う方法です。

小葉柄挿しよりも発根が安定しやすく、比較的早く大きくなりますが、増やせる数は少なくなります。

増やすのに適した時期

ザミオクルカスの増殖は、植物が活発に成長する春から初夏に行うのが適しています。気温の目安としては20〜30℃ほどです。ただ室温が18℃以上あれば年間通して可能です。

低温の場合は活動が鈍くなるため、発根や塊茎の形成に時間がかかり、腐敗のリスクも高くなります。

小葉柄挿しの方法

用意するもの

  • カッターまたはナイフ
  • 容器

ハサミでも作業はできますが、葉の組織を潰さないためには刃の鋭いカッターやナイフの方がきれいに切ることができるため成功しやすいです。

手順

葉を切り取る

ザミオクルカスの葉から、小さな葉を1枚ずつ切り取ります。
付け根の部分を少し残すように切ると発根しやすくなります。

水に挿す

切り取った葉の付け根が水に浸かるように容器に入れます。
葉全体が水に浸からないように注意してください。
ビニールテープやマスキングテープなどで容器に軽く固定しておくとよいです。
葉全体が水につかってしまうと失敗しやすいです。

半日陰で管理する

直射日光の当たらない、明るい場所に置きます。
水は濁る前に交換する程度で問題ありません。

乾燥を防ぐ

容器全体をラップでつつむか、透明な密閉容器にいれて湿度を保ちます。

水を交換する

3日に一回程度の間隔で、水を新鮮なものにします。

発根の様子

数週間から数か月ほどで、葉の付け根に小さな塊茎が形成されます。
その後、根が伸びてきます

根が出てきたら、とても薄めた液体肥料に一晩漬けておき(8時間程度)、翌朝洗い流して真水に交換するようなことをたまにしてあげるとよく成長していきます。ずっと肥料があると腐ってしまったり栄養が過剰になってしまうので注意です。

発根するまでは肥料は入れません。

葉柄挿しの方法

用意するもの

  • カッターまたはナイフ
  • 容器

手順

葉を根元から切る

ザミオクルカスの葉を、株元に近い部分から切り取ります。
切り口はできるだけきれいに切ります

水に挿す

水でよく洗ってから、葉柄の先端が水に浸かるように容器に入れます。
深く浸けすぎる必要はありません。3cmくらい浸っていれば大丈夫です。

半日陰で管理

小葉柄挿しと同じく、直射日光を避けた明るい場所で管理します。

乾燥を防ぐ

容器全体をラップでつつむか、透明な密閉容器にいれて湿度を保ちます。

部屋が乾燥していない時期なら、密閉せずとも発根させられますので、ガラスベースに飾りながら待っても大丈夫です。

水を交換する

3日に一回程度の間隔で、水を新鮮なものにします。

発根の様子

葉柄の基部に塊茎が形成され、そこから根が伸びてきます。
小葉柄挿しよりもやや安定して成長することが多いです。

小葉柄挿しの場合と同様に肥料をたまに上げるとよく成長します。

発根後の管理

塊茎と根が十分に育ったら、土に植えます。植えるときには塊茎が2-3cm埋まる程度に浅めに植えつけます。

株が小さいうちは、水やりを少し多めにします。いつでも土がしっとりしている感じを維持しましょう。

ザミオクルカスは非常に成長がゆっくりな植物です。
芽が出るまで半年以上かかることも珍しくありません。

土に植えた後も気長に管理してください。

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