ウンベラータは、大きなハート型の葉が印象的で、室内の雰囲気をぐっと引き立ててくれる観葉植物です。
初心者でも比較的扱いやすく、鉢植えインテリアとして人気があります。
基本情報 | クワ科 フィカス属 学名:Ficus umbellata |
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鑑賞価値 | 大きく存在感のある葉がインテリア性を高める観葉植物 |
育てやすさ | 光と水管理に注意すれば、比較的扱いやすい部屋向き植物 |
置き場所 | 明るい場所が好ましいが、直射日光は避ける |
水やり | 表土が乾いてからたっぷり与える(過湿に注意) |
温度・湿度 | 最適温度は18~30℃。寒さには弱く、5℃以上で管理 |
ウンベラータはどんな観葉植物?

ウンベラータは、熱帯アフリカに自生するフィカスの仲間です。葉は艶のあるハート型が特徴で、スリムな幹から大きな葉が伸びる姿が美しく、部屋に自然なアクセントを与えてくれます。
また、葉が下がる・垂れるようになると水切れを知らせるサインになり、初心者にも管理状況が見えやすい特性があります。
水やりはどうしたらいい?
ウンベラータの水やり、乾燥と過湿のバランスをとることが大切です。春から秋の生育期には、土の表面が乾いてから底から水が出るまでたっぷりと与えます。 冬場は成長が緩やかになるため、表面が乾いてから2~3日後に与える程度にして、過湿で根を傷めないよう気をつけましょう。
また、葉が垂れるサインが出るほどの水切れを起こす前に水を与えるのが理想です。
長く楽しむためにはどうしたらいい?
明るい部屋の窓際などに置き、直射日光は避けるようにします。特に真夏の強い直射は葉焼けの原因になります。
風通しの良い場所に置くことで、病害虫の発生を抑えられます。
成長期には月に1回ほど観葉植物用の液体肥料を与えるのがよいでしょう。
定期的に霧吹きをするかシャワーをかけて、葉の表面をきれいにしましょう。
植え替えはいつする?
植え替えは一般的に春~初夏、生育が活発になる時期が適しています。
根詰まりが進んでいると根の張った部分の生育が悪くなるので、鉢内を点検しながら、2~3年に1回程度を目安に植え替えるとよいでしょう。
どれくらい大きくなる?
室内環境下では、通常高さ2〜4メートル程度にまで育つことがあります。
適度に剪定を行えば、好みの高さで管理することができます。剪定は暖かい時期に行うとよいでしょう。
夏越し・冬越しはどうしたらいい?

夏越し
強い直射日光は葉焼けを起こしやすいため、カーテン越しや遮光を活用して調整します。
また、夏場は水切れしやすくなるため、乾燥しすぎないようこまめに様子を見て管理します。
冬越し
ウンベラータは寒さに弱いため、冬は5℃以上を保てる室内環境に置きましょう。
寒い時期は水やりを控えめにし、生育が鈍るため肥料は与えないようにしましょう。暖房の風が直接当たらない位置に置くことも大切です。
さいごに
ウンベラータは、その大きく魅力的な葉がインテリアを豊かにし、部屋に自然を取り入れたい方にぴったりの観葉植物です。
初心者にも扱いやすい面があり、水切れサインが見えやすい点も助けになりますが、光や温度、水管理はややシビアなところもあるので、日常的な観察とちょっとした工夫が長く楽しむコツです。
ぜひ、お部屋で育てて、室内の空間に緑の魅力をプラスしてみてください。