ポインセチアの育て方と楽しみ方|水やり・植え替え・特徴まとめ

鮮やかな赤やピンクの葉(苞葉)がクリスマスシーズンを彩る観葉植物、ポインセチア。明るい鉢植えで、インテリアとして人気があります。季節を越えて長く楽しむには、ちょっとした手入れが必要です。

基本情報 トウダイグサ科トウダイグサ属
学名:Euphorbia pulcherrima
鑑賞価値 鮮やかな色が室内を華やかに演出します。
育てやすさ 比較的育てやすく、観葉植物初心者も挑戦しやすい鉢植えです。
置き場所 冬は明るい窓辺の室内、夏は屋外で管理。
水やり 土の表面が軽く乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えます。
温度・湿度 10℃以上を保つように管理。
ポインセチア

ポインセチア

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ポインセチアはどんな観葉植物?

ポインセチア(Euphorbia pulcherrima)は中央アメリカ原産で、トウダイグサ科の常緑低木です。もともと温暖な気候の中、明るめの林床などで育っていました。クリスマス用のギフトやインテリアとして“冬の定番”となっていますが、室内で鉢植えとして育てればその人気の雰囲気を一年中楽しむことも可能です。鮮やかな苞葉(花ではなく葉が赤やピンクに色づく)がおしゃれで、部屋のアクセントとしてもおすすめです。


水やりはどうしたらいい?

鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷりと水やりをします。ただし、鉢皿に水をたまらせたままにすると根腐れを起こしやすいので、余分な水は必ず取り除きましょう。土が常に湿っていると、葉が落ちる原因になります。


長く楽しむためにはどうしたらいい?

明るさの確保

冬は、日当たりの良い室内においてください。5-9月は直射日光は避けた明るい場所に置きましょう。

日照時間の調整

毎年色づかせるためには、日照時間を調整する必要があります。9月中旬〜10月中旬頃に毎日12時間遮光するようにします。花芽がつくまで1ヶ月から2ヶ月ほど続けてください。

剪定

株が大きくなり間延びしたようになった場合には、高さが1/3程度になるように剪定を行います。時期は3〜5月がおすすめです。

肥料

5〜7月には液体肥料を週1度与えます。8月には緩効性肥料を与えます。



植え替えはいつする?

鉢植えのまま鑑賞用として楽しむなら、花(苞葉)が終わった後の春〜初夏あたりが植え替えの適期です。鉢のサイズを1〜2号大きくし、根の状態を見て新しい土に替えると良いでしょう。土は水はけの良いものにします。


どれくらい大きくなる?

鉢植えとして室内で育てた場合は、高さおおよそ 30〜60 cm程度に収まることが多く、扱いやすいサイズ感です。気候や環境が適していれば屋外で低木として 3m にまで育つこともありえますが、インテリアとして楽しむ観葉植物用途では大きくなり過ぎないうちに剪定して形を整えるのが一般的です。


夏越し・冬越しはどうしたらいい?

  • 夏越し:屋外に出せる環境であれば、明るい半日陰の場所に移動して風通しを良くし、鉢土の乾きをこまめにチェックしましょう。高温・直射日光下では葉焼けを起こすことがありますので、注意します。

冬越し:室温が10℃を下回らないように、冷たい窓辺や冷気の当たる場所は避けてください。暖房の風が直接当たる位置も乾燥・葉落ちの原因になるため、適度な湿度と安定した温度管理が重要です。


さいごに

ポインセチアは、「クリスマスらしさ」を演出する観葉植物として人気の高い品種ですが、きちんと管理すれば季節を超えて鉢植えとしても楽しめます。初心者の方にも扱いやすく、ギフトとしてもおすすめです。直射日光を避けて明るさを確保し、土の乾き具合を適切に見ながら、水やりと置き場所を工夫すれば、繰り返し華やかさを楽しむことができます。

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