お供えのお花とお線香のおはなし

線香のおはなし

お花を贈る機会というものは、日々の中にいくつかありますが、お祝いのお花よりも少し難しさを感じる人も多いのがお供えのお花ではないでしょうか。悲しい出来事だからこそ、お相手の気持ちに寄り添うような贈りものができたらと思いますよね。とはいえ、一生のうちに何度もあるお祝いより機会も少なく、普段から考えるようなことでもないので、その時になってはじめて「どうしたらいいんだろう」という疑問が出てくるものです。

数珠と袱紗

お供えのお花とひとことで言っても、法事、命日、お盆、お彼岸など、細かく見ればそれぞれに意味が異なります。ただ、お花に関していえば、よほどしっかりと決まった慣習や、どうしてもというこだわりがなければ、「お供え用」として売られているお花を贈れば大丈夫です。多くは白をベースに、その季節のお花をあわせて、どのフローリストでもきちんとした用意があります。お供えのお花のマナーについては、別のページでも解説がありますので、そちらもよければご覧くださいね。

花と線香と数珠

ここでひとつご提案するとすれば、お花と一緒にお線香を贈ること。お花だけでももちろん十分ですが、お線香を一緒に贈ることで、さらに贈り物に込めた気持ちが伝わることと思います。仏教の一説では、お線香の煙は生きている人と旅立った人をつなぐ糸電話のようなものといわれています。そんな優しい時間を一緒に贈るような丁寧さが、その贈り物を通じてきっとお相手に伝わると思うのです。

また、先ほどお供えのお花の意味がいろいろあるとお伝えしましたが、お線香はどの機会に送っても差し支えありません。季節も問わず、遠い場所からでも安心して贈ることができます。本当はそばに行って寄り添いたいけれど、遠方ですぐにその機会を作ることが難しいというときにも、その気持ちを込めて贈ることができます。お花が季節を終えても、その後もしばらく使ってもらうことができるのも良いところ。悲しいとかさみしいとか、そんな気持ちがあふれてしまうときに、優しい香りはほんの少しでも心をあたためてくれるのではないでしょうか。

桜線香

フラワーキッチンでは、フローリスト目線で選んだお線香をそろえています。香りであったり、形であったり、どこかに優しいお花を感じられるものをご用意していますので、少しのあたたかさをお相手に伝えるお手伝いがきるかなと思います。

また、大切な気持ちを伝えるメッセージカードもおつけしています。ご希望の内容でカードをお作りできるのはもちろん、思いが言葉にしづらいときには、おすすめのご挨拶状を専用のきれいなカードにしてお入れします。もし迷ったら参考にしてみてくださいね。

お供えのお花は、ときにはお祝いのお花以上に、受け取った人の心にじんわりと残るもの。どうか、大切な気持ちが届きますように。

菊とローソク
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