ベンジャミンの育て方と楽しみ方|水やり・植え替え・種類の特徴まとめ

ベンジャミンは、光沢のある葉と白っぽい幹が美しい定番の観葉植物です。インテリアにもなじみやすく、初心者の方にも人気があります。

基本情報 クワ科フィカス属
学名:Ficus benjamina
鑑賞価値 光沢のある葉が風にゆらぐ様子や、美しい枝ぶりがインテリアに自然な雰囲気を与えます。
育てやすさ 比較的育てやすく、室内でも丈夫に育ちますが、光・温度・水やりに気をつける必要があります。
置き場所 明るい間接光が当たる場所が理想です。直射日光は葉焼けのリスクがあります。少し遮光された明るい場所が好みです。
水やり 土の表面が乾いてからたっぷり与えます。冬はやや控えめにします。
温度・湿度 日中は約20〜30℃が適温です。寒さに弱く、10℃前後以下になると葉が落ちやすいです。湿度は50〜70%程度あると安心です。
ベンジャミン

ベンジャミン

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ベンジャミンはどんな観葉植物?

ベンジャミン(Ficus benjamina)は、南アジアから東南アジア、オーストラリア北部などが原産の常緑樹です。自然では幅広い地域で育ち、熱帯〜亜熱帯の湿った森林などに見られます。

やや枝垂れることが多く、葉はつややかで光沢があります。葉の形や大きさ、色合いなどに品種差があり、バリエーションが豊かです。


水やりはどうしたらいい?

表土が乾いたらたっぷり水を与えるのが基本です。湿りすぎ・水が鉢底に溜まったままになるのは根腐れの原因になります。

成長期(春〜夏)は水やり頻度をやや多めに、冬は成長がゆるやかになるため控えめにします。乾燥しすぎると葉が落ちやすくなったり葉焼けの原因になるため注意です。


長く楽しむためにはどうしたらいい?

光をしっかり確保することが大事です。明るい間接光がベストで、特に品種によっては光が足りないと葉の色が薄くなったり、葉が落ちやすくなります。

寒さによるストレスは葉落ちを引き起こします。特に冬場は、冷たい窓際や風の通る場所を避けるようにします。

室内が乾燥しすぎると葉がしおれたり、病害虫がつきやすくなります。霧吹きや加湿器を利用するのが効果的です。

伸びすぎた枝を定期的に剪定をすることで樹形を維持できます。


植え替えはいつする?

植え替えの適期は春から初夏にかけて。暖かくなり、生育が活発になり始めた時期が一番いいタイミングです。

鉢が根でいっぱいになったらひと回り大きな鉢に替える。もしくは、鉢を大きくしたくない場合は根を整理して元の鉢で育て続ける方法もあります。


どれくらい大きくなる?

室内栽培では、高さ1〜2mくらいになることが多いですが、光や鉢の大きさ、管理のしかたによって変わります。屋外や自然条件が良い場所ではさらに大きくなる可能性があります。

剪定をすることで大きくなりすぎないように管理できます。


夏越し・冬越しはどうしたらいい?

夏は、室内であっても西日など強い直射日光は葉焼けの原因になるので、遮光カーテン越しか朝日・夕日の柔らかい光が当たる場所に置きましょう。風通しよくしてあげることも大切です。

冬は10〜15℃以上を保てるようにしましょう。冷たい風やエアコン/ヒーターの吹き出しの近くを避けてください。


品種について

ベンジャミンには、葉の形や色合いに個性をもつさまざまな品種があります。定番のリッチをはじめ、葉がくるりとカールしたユニークなバロックなど、選ぶ品種によって雰囲気が変わるのも魅力のひとつです。インテリアのテイストや置き場所に合わせて、自分にぴったりのベンジャミンを見つけてみましょう。

ベンジャミン・リッチ

一般的に「ベンジャミン」という名前で流通しているものはほとんど「リッチ」という品種です。

非常に明るい場所を好みます。明るい緑が映えます。環境が整って活発なときはさわやかな芳香を放ちます。

ベンジャミン・バロック(Ficus benjamina ‘Barok’)

葉がくるっとカールしていたり、葉の縁が波打つような形状をしていて、普通のベンジャミンとは異なる個性的な見た目があります。

管理上は通常種とほぼ同じですが、光が弱いと葉のカールが弱くなったり葉落ちしやすくなるため、より明るい場所を選ぶのが望ましいです。湿度や通風にも少し余裕を持たせると良いでしょう



さいごに

ベンジャミンは「初心者にも育てやすい観葉植物」でありながら、雰囲気があっておしゃれさも備えた存在です。品種によって葉の形や色味に違いがあるため、お部屋の空間やインテリアのスタイルに合わせて選ぶのも楽しいですね。

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