大切な方を偲ぶ節目の日には、心のこもったお供えやお悔やみの言葉を贈りたいもの。
しかし、いざ文章にしようとすると「何を書けばいいのか分からない」「失礼にならない表現が知りたい」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、四十九日や一周忌、月命日などの節目ごとにふさわしいお悔やみメッセージの例文をご紹介します。
控えめながらも温かみのある表現を厳選しましたので、贈り物に添える一言やメール・手紙にご活用ください。
こちらの記事も読まれています
お供え・お悔やみのメッセージカードを書く時のポイント

お供えの品に添えるメッセージカードや、お悔やみの手紙を書く際には、以下の点を意識すると、より丁寧で心のこもった印象になります。
1. 丁寧で控えめな表現を選ぶ
華やかな言葉や前向きすぎる表現は避け、落ち着いた語調で感情に寄り添いましょう。
2. ご遺族の心情に配慮する
悲しみの最中にあるご家族に対し、無理に励まそうとせず、静かに寄り添う気持ちを伝えるのが望ましいです。
3. 故人の人柄を偲ぶ言葉を入れる
可能であれば、「〇〇様の笑顔が今も心に残っています」など、故人に触れた一言を添えると温かみが増します。
4. 忌み言葉を避ける
不幸が重なることを連想させる「重ね言葉」や縁起の悪い表現は避けるようにします(後述参照)。
5. 宗教・宗派が不明な場合は一般的な表現に
「ご冥福をお祈りします」などの宗教用語は、必要に応じて「お悔やみ申し上げます」「安らかな眠りをお祈りします」など一般表現に置き換えるのが無難です。
忌み言葉とは?避けたい表現一覧

お悔やみの場では、縁起が悪いとされる「忌み言葉」を使わないのがマナーです。特にお悔やみ状やメッセージカードでは注意が必要です。
◆ 忌み言葉とは
不幸が「続く」「重なる」「繰り返す」ことを連想させる言葉や、死を直接的に連想させる言葉のことを指します。日本では特に弔事において避けるべきとされています。
◆ 具体的に避けたい言葉の例
種類 | 忌み言葉 | 代替表現 |
---|---|---|
重ね言葉 | 重ね重ね/たびたび/いよいよ/再び | 誠に/このたびは など |
死を直接連想させる | 死ぬ/死亡/急死/亡くなる | ご逝去/ご他界/旅立たれる など |
不幸を繰り返す印象 | 続く/追って/またまた/さらに | 今後とも/引き続き など(状況による) |
こちらの記事も読まれています
節目別メッセージ例文
ここからは、四十九日や一周忌、月命日など、節目ごとにふさわしいお悔やみ・お供えのメッセージ例文をご紹介します。
それぞれの法要や命日に合わせた、控えめであたたかみのある言葉を厳選しました。
カードやお花に添える一言として、ぜひご参考になさってください。
四十九日
四十九日は、故人が仏の世界へ旅立つとされる大切な節目です。
忌明けの区切りとして、ご遺族にとっても深い悲しみの中で一区切りとなる重要な日とされています。
ご家族の皆様がこの四十九日という大切な節目を、少しでも穏やかな気持ちで迎えられますよう心よりお祈り申し上げます。〇〇様のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様のお心が少しずつ癒されていきますよう願っております。
四十九日を迎え、〇〇様の優しいお人柄や、共に過ごした日々を思い返しております。改めまして、心よりご冥福をお祈り申し上げます。どうかご無理をなさらず、ご自愛くださいませ。
四十九日を迎えられたとのこと、心よりお悔やみ申し上げます。〇〇様のあたたかなお人柄を今でもはっきりと思い出します。ご家族の皆様が少しでも穏やかに過ごされますよう、心よりお祈りいたします。
ご逝去から今日までの間、ご家族の皆様のご心痛はいかばかりかとお察しいたします。故人が安らかに旅立たれますよう、心よりご冥福をお祈り申し上げます。皆様のご健康と心の平穏を、あわせてお祈りいたします。
四十九日の節目にあたり、心ばかりではございますが、お花をお届けさせていただきます。〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ご家族の皆様が少しでも穏やかな気持ちでこの日を迎えられますように。〇〇様を偲び、お花に想いを込めてお贈りいたします。
一周忌
一周忌は、故人が旅立ってから一年の節目。静かに偲ぶ気持ちを伝えるメッセージが適しています。
ご遺族が少しずつ日常を取り戻していく中で、変わらぬ想いを伝える場面でもあります。
ご逝去から一年が経ちましたこと、月日の流れの早さを感じるとともに、今もなお〇〇様の存在の大きさを思い知らされます。心よりご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様が健やかに過ごされますようお祈り申し上げます。
一周忌という節目を迎え、〇〇様の笑顔や優しさが懐かしく思い出されます。これまでのご厚情に改めて感謝申し上げ、ご冥福を心よりお祈りいたします。
早いもので、ご逝去から一年が経ちましたね。〇〇様の穏やかで優しい笑顔が、今も心に深く残っております。ご家族の皆様にとって、この一年が少しでも癒しとなっていればと願っております。
一周忌を迎え、改めて〇〇様のご冥福を心よりお祈りいたします。時間が経っても、変わらぬ想いと感謝の気持ちを抱き続けております。どうか皆様、お身体に気をつけてお過ごしください。
一周忌に際し、〇〇様への追悼の意を込めて、お花をお送りいたします。心静かに偲ぶひとときとなりますように。
ご命日を迎え、あらためて〇〇様のご冥福をお祈りいたします。感謝と祈りを込めて、お花を贈らせていただきます。

月命日
月命日とは、毎月の命日にあたります。継続的な思いやりや、故人への変わらぬ想いを伝えたいときに。
毎月訪れるこの日には、さりげなく寄り添うようなメッセージが心に響きます。
月命日にあたり、〇〇様の安らかな眠りをお祈りいたします。月日が経つごとに少しずつ悲しみが和らぎますよう、そしてご家族の皆様が心穏やかに過ごされることを願っております。
故人を偲ぶ月命日、心より祈りを捧げます。〇〇様の優しい笑顔やあたたかなお人柄は、今も多くの方の心に深く刻まれていることと思います。
月命日を迎えるたびに、〇〇様の面影が昨日のことのように思い出されます。寂しさが募る日々かと存じますが、ご家族の皆様が健やかに過ごされますよう、心からお祈りしております。
月日が流れても、心に残る思い出は色褪せることはありませんね。〇〇様の優しさや笑顔が、これからも皆様の支えとなりますよう願っております。
月命日を迎え、〇〇様を偲ぶ気持ちをお花に託してお届けいたします。ご家族の皆様にとって、穏やかな時間となりますように。
今もなお、〇〇様の面影が心に残っております。月命日にあたり、感謝と祈りの気持ちを込めてお花をお送りします。
三回忌・七回忌
故人を偲ぶ法要の節目にあたり、変わらぬ想いとご家族への配慮を込めて。
年月が経っても忘れない気持ちを、穏やかに伝えることが大切です。
三回忌を迎え、〇〇様への感謝とご冥福を改めてお祈り申し上げます。ご家族の皆様が静かに想いを寄せるひとときとなりますよう願っております。
七回忌の節目にあたり、〇〇様との数々の思い出を振り返りながら、改めてご冥福をお祈りいたします。年月が経っても、その温かい存在は色あせることなく心に残っております。
三回忌を迎え、〇〇様のことを改めて偲んでおります。生前のご厚情が今も胸に残っており、感謝の気持ちは変わりません。皆様にとっても、心穏やかな節目の日となりますようお祈り申し上げます。
七回忌とのこと、年月の流れを感じながらも、故人の存在の大きさを改めて感じる日ではないかと思います。どうか無理をなさらず、ご家族皆様で温かい時間を過ごされますようお祈りいたします。
三回忌を迎え、〇〇様の優しい笑顔を思い出しながら、お花を贈らせていただきます。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
七回忌の節目にあたり、変わらぬ想いを込めてお花をお届けいたします。皆様のご健康と安らかな日々をお祈りいたします。

初七日
ご逝去から7日目の節目。喪失の悲しみが深い中、励ましや寄り添いの気持ちを表現するのがポイントです。
ご家族の深い悲しみに配慮し、慎ましくも温かな言葉を選びたい場面です。
初七日を迎え、ご家族の皆様のお悲しみが少しでも和らぎますよう、心よりお祈り申し上げます。突然のご不幸に際し、心から哀悼の意を表します。
ご家族の皆様にとって、とてもお辛い時期かと存じます。初七日の節目にあたり、〇〇様のご冥福と、皆様のご健康を心よりお祈りいたします。
初七日を迎えられたとのこと、改めまして心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様の深い悲しみに思いを馳せ、少しでも心安らぐ時間が訪れることを願っております。
ご葬儀から今日まで、心身ともに大変なお時間をお過ごしだったかと存じます。〇〇様のご冥福をお祈り申し上げるとともに、皆様が少しずつ日常を取り戻されることを願っております。
初七日を迎えられ、どれほどおつらいことかとお察しいたします。ご冥福とご家族皆様のご自愛を願い、お花をお贈りいたします。
深い悲しみの中とは存じますが、少しでも心の慰めとなりますよう、祈りを込めたお花をお届けいたします。
命日(毎年)
毎年訪れる命日。さりげない一言でも、継続的な想いが伝わります。
年月が経っても故人を忘れない気持ちが、何よりの慰めとなることもあります。
本日は〇〇様のご命日と伺い、改めてご冥福をお祈り申し上げます。今なお思い出は色あせることなく、あたたかい笑顔が目に浮かびます。
ご命日を迎え、静かに〇〇様のことを思い返しております。年月が過ぎても、故人の残してくれたものは、今も私たちの心を支えてくれています。
本日は〇〇様のご命日とのこと、改めて心からご冥福をお祈りいたします。あたたかなお人柄や思い出が、今でも多くの人の心に生き続けていることと思います。
ご命日を迎え、静かに〇〇様のことを偲んでおります。月日が流れても、その存在の大きさや残してくださった言葉は色あせることなく、今も心の支えとなっております。
本日は〇〇様のご命日と伺い、お花に想いを託してお贈りいたします。変わらぬ感謝と祈りの気持ちをお届けできますように。
ご命日にあたり、〇〇様を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。お花を添えて、静かなる追悼の意を表します。

お盆・お彼岸
ご先祖や故人を偲ぶ季節行事に添えるメッセージとして。
家族や故人への感謝の気持ちを新たにし、静かな祈りを捧げる時期でもあります。
お盆を迎えるにあたり、〇〇様を偲ぶ気持ちとともに、ご家族の皆様が心穏やかに過ごされますよう、心よりお祈りいたします。ご先祖様への感謝の想いも込めて、静かな祈りを捧げさせていただきます。
お彼岸のこの時期、〇〇様への想いが一層深まります。ご家族の皆様が心安らぐひとときを過ごされますよう、お祈り申し上げます。
お盆を迎えるこの時期、ご先祖様や故人を想う気持ちがいっそう深まりますね。〇〇様のことを偲び、ご家族の皆様が心安らぐひとときを過ごされますよう願っております。
お彼岸のこの時期、故人への感謝とともに、ご家族皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。静かな祈りの時間が、皆様の心に優しい癒しをもたらしますように。
お盆を迎え、〇〇様を偲びつつ、感謝の気持ちを込めてお花をお届けいたします。ご家族の皆様の平穏をお祈りしております。
お彼岸の折、故人への想いを込めて、お花をお贈りいたします。どうぞ静かなひとときをお過ごしください。
十三回忌以降
ご縁が続く限り、節目には気持ちを伝えることが大切です。
長い歳月を経ても、故人への敬意やご家族への心配りを伝えることで、深いご縁を感じさせることができます。
十三回忌という節目を迎え、改めて〇〇様のことを偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。年月が経っても、感謝と敬愛の気持ちは変わりません。
時が過ぎても、〇〇様の優しさや温かなお人柄が懐かしく思い出されます。ご家族の皆様が、故人の想いとともに、これからも健やかに歩まれますよう願っております。
十三回忌を迎え、改めて〇〇様のご冥福をお祈りいたします。年月は過ぎても、ふとした瞬間に思い出がよみがえり、心があたたかくなるような存在でした。
ご命日から長い時が経ちましたが、〇〇様のことを思い出さない日はありません。どうかこれからもご家族の皆様が健康に恵まれ、平穏な日々を過ごされますようお祈り申し上げます。
十三回忌を迎え、改めて〇〇様のご冥福をお祈りいたします。心ばかりではございますが、お花をお届けさせていただきます。
長きにわたるご供養の日々に敬意を表し、祈りの気持ちを込めたお花を贈らせていただきます。どうぞご自愛くださいませ。
FlowerKitchenのお供え花
FlowerKitchenJIYUGAOKAでは、四十九日や一周忌、命日、お盆・お彼岸などの節目にふさわしいお供え花を多数ご用意しています。
白や淡い紫・青を基調にした上品な色合いのアレンジメントや、長く飾れるプリザーブドフラワー仏花など、ご用途や贈る相手に合わせてお選びいただけます。
-
5,500円 送料無料
-
3,380円 送料無料
-
3,780円 送料無料
-
4,990円 送料無料
-
旬のおまかせお供え花Sサイズと「銀座千疋屋」銀座フルーツクーヘン
5,925円 送料無料
-
3,380円 送料無料
