品種の特徴
●基本情報
モクセイ科オリーブ属
オリーブ ひなかぜ
学名:Olea europaea 'HINAKAZE'
●鑑賞価値
「ひなかぜ」は日本で育種された国産オリーブ品種で、細く長い、鋭さのある葉が特徴です。葉はやや疎につき、典型的なオリーブよりも鮮やかなグリーンで、爽やかな印象を与えます。裏面はシルバーがかった色合いで、風に揺れるたびやさしくきらめきます。樹形は直立性で、すっきりとした姿に育ちます。
●育てやすさ
きわめて成長が早い品種で、よく芽吹きます。寒さに強く加湿も不要なため、管理がしやすいです。「ひなかぜ」はそれだけでは実をつけない品種のため、オリーブの実が落ちることで周りを汚してしまう心配がほぼありません。
●置き場所
日当たりと風通しのよい屋外が最適です。もし、室内の直射日光が当たる場所で育てるなら、通気に気をつけましょう。
●水やり
【春〜秋】土の表面が乾いたら、たっぷりと与えてください。夏は環境によって朝と夕に2度与える必要があるかもしれません。
【冬】気温が下がる時期は生育が止まるため、週に1度程度と水やりは控えめにします。
●温度・湿度
温度は 15〜30℃ で生育します。冬は −5℃
程度まで耐えることができます。加湿の必要はありません。乾燥には強い一方で、多湿や蒸れには弱いため、風通しのよい場所で管理します。特に梅雨時期は蒸れやすいので注意しましょう。
商品の特徴
●サイズ
80-85cm
●仕立て
幹元から横に広がるように仕立てられており、広がりのある伸びやかな樹形が印象的です。
葉の付き方もバランスよく、柔らかい印象です。剪定を定期的に行えば自然な広がりを保てます。
●土
通気性のいい乾きやすい土に植えてあります。鉢の下側のスペースはまだ空いており、植え替えの目安は1〜2年後です。
●器
陶器のような質感を持つグラスファイバー製の鉢に植え付けられています。見た目は重厚感がありますが、軽くて扱いやすいため、移動も容易です。耐久性も高く、屋外設置にも適しています。鉢の色味はオリーブの葉と調和する、落ち着いたトーンです。