バラは贈る本数や色によって異なる意味を持ち、それぞれに花言葉が込められています。本記事では、1本から999本までの本数別の意味や、赤・白・黄色など色ごとの花言葉をわかりやすく解説。贈る相手別におすすめの組み合わせも紹介するので、誕生日やプロポーズ、送別ギフトを選ぶ際の参考にしてください。
バラ(薔薇)とは?

バラ(薔薇)は、世界中で最も人気のある花のひとつで、「愛」や「美」を象徴する存在として古くから親しまれてきました。古代ギリシャ・ローマ時代には女神アフロディーテやヴィーナスと結びつけられ、愛の象徴として詩や美術にもたびたび登場します。
品種は非常に多く、世界では10万種以上ともいわれており、大輪で存在感のある「ハイブリッドティー」、小ぶりで可憐な「スプレーバラ」、観賞用として人気の「ミニバラ」など、用途や見た目に合わせて多彩に楽しめます。一般的な開花時期は春(5月〜6月)と秋(10月〜11月)の年2回で、特に春バラは香りも高く最も華やかな季節とされています。
色や本数によって意味や花言葉が異なることから、バラは想いを伝えるギフトとしても非常に人気があります。

本数ごとの花言葉
バラは贈る本数によって、それぞれに異なる花言葉や意味が込められています。たとえば「1本」は「あなたしかいない」、「3本」は「愛しています」、「12本」は「私と結婚してください」など、本数ごとに特別なメッセージが存在します。贈る本数を意識することで、花だけでなく気持ちもより深く伝えることができます。
1〜12本
1本:「一目惚れ」「あなたしかいない」
2本:「この世界はあなたと私の2人だけ」
3本:「愛しています」
4本:「死ぬまで気持ちは変わりません」
5本:「あなたに出会えて心から幸せ」
6本:「あなたに夢中」
7本:「ひそかな愛」
8本:「あなたの思いやりに感謝」
9本:「いつもあなたを想っています」
10本:「あなたは完璧」
11本:「最愛」「あなたは私の宝物」
12本:「私と結婚してください」
13〜99本
13本:「永遠の友情」
15本:「ごめんなさい(謝罪)」
16本:「不安な愛」
17本:「絶望の愛」
18本:「誠実な愛」
19本:「忍耐と期待」
20本:「真心」「誠意ある愛」
21本:「あなたに尽くします」「真実の愛」
22本:「幸運を祈って」
24本:「一日中想っています」
36本:「ロマンチックな愛」
40本:「真実の愛を誓う」
44本:「変わらぬ愛」
50本:「恒久」「永遠」
99本:「永遠の愛」
100本以上
100本:「100%の愛」「永遠の愛」
101本:「これ以上ないほどの愛」
108本:「結婚してください」
365本:「毎日あなたを想っています」
999本:「永遠にあなたを愛します」
色別の花言葉
バラは本数だけでなく、「色」によっても異なる花言葉やメッセージが込められています。
同じ本数でも色の選び方によって印象が大きく変わるため、贈る相手やシーンに合わせて色も意識すると、より気持ちの伝わるギフトになります。以下に、代表的なバラの色とその意味をご紹介します。
赤いバラ

花言葉:愛情、情熱、美、あなたを愛しています
おすすめのシーン:恋人やパートナーへの愛の告白、プロポーズ、記念日
最も定番の赤いバラは「愛の象徴」として世界中で親しまれています。強い想いを伝えたいときにぴったりの色です。
白いバラ

花言葉:純潔、尊敬、清らかな愛、追悼
おすすめのシーン:結婚式、目上の方への贈り物、弔事・法要
清らかな印象を与える白いバラは、敬意や哀悼の意を込めた贈り物にもよく使われます。用途によって相手に与える印象が異なるため、TPOに合わせた使い分けが大切です。
ピンクのバラ

花言葉:感謝、上品、しとやか、幸福
おすすめのシーン:母の日、女性へのギフト、友人・同僚へのプレゼント
やわらかな色味のピンクは、親しみやすく優しい印象を与えます。「ありがとう」や「お疲れさま」の気持ちを伝える場面にもぴったりです。
黄色いバラ

花言葉:友情、献身、平和/(一部では)嫉妬、別れ
おすすめのシーン:友人への贈り物、元気づけたい相手に
明るく元気な印象の黄色いバラですが、国や文化によっては「嫉妬」「失恋」といったネガティブな意味も持ちます。贈る際にはメッセージカードなどで補足すると安心です。
青いバラ

花言葉:奇跡、夢の実現、不可能を可能にする
おすすめのシーン:サプライズギフト、夢を追う人への応援
自然界には存在しないとされてきた青いバラは、近年の技術で開発された特別な花。珍しさと希少性から「奇跡」の象徴とされ、特別な贈り物として人気があります。
その他
・ 虹色(レインボーローズ):幸福・無限の可能性
・ オレンジ:絆・信頼・誇り
・ 紫(パープル):気品・尊敬・高貴な愛
・ 緑:穏やか・希望・癒やし
贈る相手別 おすすめの本数×色
バラには本数と色それぞれに意味があり、組み合わせによって伝わるメッセージが変わります。
ここでは、恋人・家族・友人など贈る相手別に、おすすめの「本数×色」の組み合わせをご紹介します。大切な人にぴったりのバラを選ぶヒントにしてください。
恋人・パートナーに
おすすめの組み合わせ:
- 赤12本:「私と結婚してください」=プロポーズにぴったり
- 赤3本:「愛しています」=記念日や誕生日に最適
- ピンク11本:「最愛+感謝」=深い愛情と感謝の気持ちを伝える
愛を強く伝えたい場合は赤いバラが定番。特別な意味を持つ本数と組み合わせて、記憶に残る贈り物に。
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家族や親への感謝に
おすすめの組み合わせ例:
- ピンク5本:「あなたに出会えて幸せ」=母の日や父の日に
- 白8本:「思いやりに感謝」=落ち着いた雰囲気で感謝を伝えたいときに
- 赤10本:「あなたは完璧」=尊敬やねぎらいを込めて
感謝を伝えるには、ピンクや白がおすすめ。柔らかい色味が温かい気持ちを表現できます。
友人・同僚へのプレゼントに
おすすめの組み合わせ例:
- 黄色3本:「友情+ありがとう」=ちょっとしたプレゼントに
- オレンジ5本:「信頼+幸せ」=転職祝いや門出に
- ピンク8本:「思いやりに感謝」=気軽に感謝を伝えたいときに
関係性を壊さず、気軽に贈れるのは黄色やオレンジなど明るい色。ポジティブな印象で喜ばれやすいです。
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シンプルに気持ちを伝えたいときに
おすすめの組み合わせ例:
- 赤1本:「あなたしかいない」=さりげない告白に
- ピンク3本:「愛+感謝」=誕生日や送別に
- 白10本:「完璧な敬意」=目上の方へ
さりげなく贈るときには、本数は少なめでも意味を込めると印象的。1本でも十分に気持ちは伝わります。
プロポーズ・特別な記念日に
おすすめの組み合わせ例:
- 赤108本:「結婚してください」=王道のプロポーズ演出
- 赤99本:「永遠の愛」=長年連れ添ったパートナーへ
- 青11本:「最愛+奇跡」=特別感を演出したいときに
「一生に一度」の場面では本数の多さ+意味の強さが重要。メッセージカードを添えるのもおすすめです。
花言葉を添えるメッセージカード例
バラの本数や色に込めた意味を、より明確に伝えるには「メッセージカード」を添えるのがおすすめです。花言葉をそのまま書いても良いですし、自分の言葉に置き換えて伝えることで、より温かみのあるギフトになります。

赤いバラ12本に想いを込めて。私とこれからの人生を一緒に歩んでください。
あなたしかいない——そんな想いを1本の赤いバラに込めて贈ります。
3本のバラは“愛しています”の気持ちそのもの。これからもよろしくね。
感謝の気持ちを、ピンクのバラに込めて贈ります。いつも本当にありがとう。
あなたに出会えて、心から幸せです。5本のバラにその気持ちを込めて。
白いバラに敬意と感謝の気持ちを添えて。これからも元気でいてね。
黄色いバラは“友情”の象徴。これからもずっと良き友でいてください。
オレンジのバラは“信頼”と“誇り”の気持ち。あなたに心から感謝しています。
8本のバラに“思いやりへの感謝”を込めて。出会えて良かったです。
この108本の赤いバラに、たったひとつの想いを込めて——結婚してください。
青いバラの花言葉は“奇跡”。あなたに出会えたことが、まさに奇跡です。
この1本のバラに込めた“あなたしかいない”という想いが伝わりますように。
いつも本当にありがとう。3本のバラ=“愛しています”、受け取ってね。
10本のバラに“完璧”なあなたへの尊敬を込めて。
バラに関するよくあるQ&A
バラを贈る際、「本数の選び方や花言葉って本当に気にするべき?」「偶数はNG?」など、意外と気になる疑問がたくさん。ここでは、よくある質問をQ&A形式でまとめました。贈る前の参考にぜひご活用ください。
Q1:偶数の本数は縁起が悪いって本当?
A:日本では古くから「偶数=割り切れる=縁が切れる」とされ、特にお祝い事では奇数が好まれる傾向があります。ただし、最近では「見た目の美しさ」や「意味」を重視して偶数を選ぶ人も多く、そこまで気にしなくても大丈夫。大切なのは「想いを込めて贈ること」です。
Q2:同じ本数でも色によって意味は変わりますか?
A:はい、変わります。たとえば「3本のバラ」は「愛しています」という意味ですが、赤いバラなら情熱的な愛、ピンクなら感謝を込めた愛、黄色なら友情を意味することも。相手との関係性や贈るシーンを踏まえて、色も意識するとより想いが伝わります。
Q3:花言葉や本数の意味は国によって違いますか?
A:多少異なります。特に中国や欧米では、色や本数に対する文化的な解釈が異なることがあります。ただし、日本国内で贈る場合は、日本で一般的に知られている意味を基準に選んで問題ありません。海外の方に贈る場合は、その国の習慣も確認しておくと安心です。
Q4:本数にこだわらず、好きな数で贈ってもいい?
A:もちろんOKです。本数の意味はあくまで“参考”であり、最も大切なのは「気持ち」。例えば年齢や交際年数にちなんだ本数で贈ったり、好きな数字や偶数であっても美しさを重視するなど、自由にアレンジして大丈夫です。
Q5:花言葉はネガティブな意味もあるって本当?
A:一部の色や本数にはネガティブな意味もあります(例:黄色=嫉妬、17本=絶望など)。ただし、あまりに気にしすぎると選びづらくなるため、伝えたい想いや補足メッセージを添えれば問題ありません。迷ったときは、ポジティブな意味のある色・本数を選ぶのがおすすめです。
Q6:プロポーズに人気のバラの本数はどれ?
A:最も人気なのは「12本(私と結婚してください)」と「108本(結婚してください)」です。12本はコンパクトで贈りやすく、108本は“プロポーズの王道”ともいえる演出になります。サプライズや演出のボリュームに応じて選ぶのがおすすめです。
Q7:記念日や誕生日に贈るなら何本がいい?
A:記念日には「交際年数+想いを込めた意味のある本数」や、誕生日には「年齢の数」などが人気です。たとえば「11本(最愛)+1本(あなたしかいない)」の計12本で、想いと記念性を両立させる贈り方もあります。
Q8:造花やプリザーブドフラワーでも花言葉は有効?
A:はい、有効です。生花でなくても「本数」や「色」の意味は変わりません。プリザーブドフラワーやソープフラワーは長く飾れるため、「ずっと気持ちを残しておきたい」というメッセージとして活用できます。
Q9:ダズンローズって何?
A:ダズンローズ(Dozen Rose)とは、「12本のバラ」を意味し、欧米では“12の誓い”を象徴すると言われています。この12本には「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」の意味が込められており、これらをすべて贈る=「人生を共に歩む誓い」としてプロポーズや結婚式で贈られることが多いです。日本でも近年、ロマンチックな贈り方として人気が高まっています。
Q10:バラ以外におすすめの花は?
A:バラ以外にも、贈るシーンや相手に合わせて想いを伝えられる花はたくさんあります。たとえば、「ガーベラ」は「希望・前向き・常に前進」といった明るい意味を持ち、誕生日や応援したい相手へのギフトに人気です。また、「ユリ」は「純粋・威厳」を表し、目上の方やフォーマルなシーンにも適しています。季節や花言葉に合わせて選べば、バラ以外でも素敵なフラワーギフトになります。
まとめ
バラはその美しさだけでなく、本数や色に込められた花言葉によって、さまざまな想いを伝えることができる特別な花です。赤やピンク、白、黄色といった色ごとの花言葉や、贈る相手やシーンに合わせた本数×色の選び方を意識することで、相手に想いがしっかり伝わるギフトに。
特別な日や記念日、大切な人への感謝の気持ちを伝える際には、ぜひこの記事を参考に、あなたの想いにぴったりのバラを選んでみてください。シンプルな花束にも、込められた意味を伝えるだけで、きっと心に残るプレゼントになります。
