父の日のおはなし

父の日

母の日が過ぎて6月、父の日がやってきます。2025年の父の日は6月25日。毎年6月の第3日曜日が父の日です。母の日は5月の第2日曜日なので、少しリズムが違っておもしろいですね。

さて、母の日といえばカーネーションですが、父の日の定番のお花はバラ。これは、父の日をアメリカで始めた女性が、お父さんの墓前に白いバラをお供えしたからだそうです。当時、すでに母の日は広く認知されていたのですが、彼女はお母さんを早く亡くし、その後育ててくれたお父さんに感謝する日として、お父さんの誕生日がある6月に教会で礼拝をしてもらったことが父の日のはじまりといわれています。

黄色いバラ

なお、母の日と同じように、父の日も国や地域によって日取りがいろいろです。日本はアメリカにならって父の日を取り入れたので、アメリカと同じ6月。しかし世界を見渡せば、毎月どこかの国では父の日が祝われているといってもいいほどに、それぞれの場所にあった日が設定されているようです。

日本では梅雨の時期に当たることも多いので、父の日に送るフラワーギフトとしては、バラだけでなくアジサイの鉢植えなども人気です。初夏を感じさせるお花として、ひまわりもよく見かけます。ひまわりの花言葉「尊敬」も、父の日にとても似合います。

鉢植えならば、実のなるものもいいですね。可愛らしい姫りんご、レモンなどの柑橘類、秋に向けてブドウなども鉢植えとしては実がつきやすい種類です。庭仕事が好きなお父さんなら、育っていく過程もいっしょにプレゼントできるすてきな贈りものです。

ひまわりと花びん

スーツを着る機会の多いお父さんなら、シャツやネクタイも定番。大切な家族からの贈りものをお仕事中も身につけていられると、一日中とてもあたたかい気持ちで過ごせそうです。お酒やスイーツ、ちょっといいお取り寄せも捨てがたいところです。

ステイホームの時代を越えて、おうちでかなりたくさんの本格的なグルメを楽しめるようになりました。うなぎやお肉などの栄養のある食べ物を贈るのも人気です。みんなの好きな食べ物を集めて家族で楽しめたら、ずっと心に残る大切な思い出になってくれることでしょう。

黄色い花とネクタイ

季節のイベントごとに、なにより一番に願うのは、大切な人たちが元気でいてくれること。父の日をお祝いする側も、される側もお互いに同じ願いを抱いていることでしょう。ゴールデンウィークを過ぎ、新しい生活に慣れてくる時期ではありますが、夏に向かう季節の変わり目でもあります。元気いっぱいに夏を迎えるよう、心も体も軽やかにお過ごしくださいね。

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